クレヨン

2016年7月29日

プレプレクラスのみなさんへ保育の様子をお伝えするメールの中で、筆圧についてふれたので、クレヨンについて思うことを書いておきますね。

本日延長保育で魚釣り大会をしますが、その景品にクレヨンがあります。
クレヨンって手が汚れるし、それが服についたり、家具についたり、壁紙を汚されたりしたら大変と思ってしまい、私は自宅で使うのは敬遠してしまっていました。
でもちあきっずを始めるにあたり、クレヨンは各自のものを使ってもらえるようにすべきか検討する時に、今は手が汚れないお絵かきの道具がいろいろあるのに、なんで幼稚園はクレヨンなんだろう?と疑問に思って調べてみたことがあります。
クレヨンのこの柔らかさが、筆圧の低い幼児にとって、最適であるというのが一番の理由のようでした。

小学生になって、はねやはらいもあるしっかりとした字を書くためには、筆圧が必要です。
最近の小学生は筆圧が弱くなり、鉛筆の売れ行きは20年ほど前はHBが半数であったのが、いまでは2Bがトップだそうです。
弱々しいか細い線で文字を書き、しかも書くのが遅いため、学校側が少しでも早く文字を書いてもらえるよう、滑るように書きやすいBや2Bを指定しているのではないかという記事もありました。
そうならないために、筆圧を身に着けるにはどうしたらいいのか?
まずはクレヨンでしっかりと塗りつぶしが出来るようになる事が、とっても良い訓練になるそうです。
丸を書いてあげた中を、白いところが残らないように塗るようにします。
丸じゃつまらないので、リンゴやミカン、風船などの絵を書いてあげて、塗り絵のように塗りつぶしてもらうのもいいかもしれません。
塗り残しがないように、その細かな部分にクレヨンを動かす作業が大切です。
その時に持ち方は『鉄砲持ち』にします。
『鉄砲バーン』とさせたところに上からクレヨンを乗せます。
ちゃんとクレヨンで塗りつぶせるようになってから、同じ要領でクーピーや色鉛筆で塗り絵をさせるといいそうです。

先日公立幼稚園の先生とお話をする機会がありましたが、小学校側からは、幼稚園のうちから勉強的なことはさせなくていいから、とにかく筆圧はしっかり訓練してきてほしいと言われていると聞きました。
ちあきっずの今年度生も筆圧が弱い子が多いです。
私の息子たちもふにゃふにゃした線を書いているので、訓練してあげなくてはいけないと感じているところです。