気になった文献の紹介

2014年9月6日

今日は私が考えている事を後押ししてくれるような文献をみつけたのでご紹介します。
京都大学の発達心理学の公開セミナーの内容です。

三つ子の魂、どんな魂?
――幼児期の心の発達を探る
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2012/documents/130227_1/01.pdf#search=’%E5%B9%BC%E5%85%90%E6%9C%9F%E3%81%AB%E7%BF%92%E3%81%86′

3歳でお菓子を我慢出来る子についての記述は、プレプレクラスでもみんな揃って『いただきます』が言えるようにする事を第一の目標と考えていたので、やっぱり大事な事だった!と再認識できました。

佐世保の事件の後にも、こういう事件を起こさない子に育てる方法という記事が沢山ありましたが、3歳までに我慢が出来る子にするというのをいくつか見かけました。

近年、叱らない子育てを推奨するものも沢山ありますが、どうせまだ理解できないからとやりたい放題にさせていては、何歳になってから我慢を教えるのでしょうか?
愛情を示す、沢山安心感を与えるという事は、叱らない、甘えてばかりで我慢もさせなくていいという事とは違うのでは?
自分で複雑な事を考えられるようになってから理解させればいいというのは、好き勝手してきた子にはものすごく辛い事ではないかと私は思ってしまうのですが…。
なので、まだ素直に『みんな揃って何々する時間なんだ』と思える3歳時に、集団生活を経験し、協調性を習得することは、本当に重要な事だと思っています。

私は学生時代、発達心理学を専攻していましたが、恥ずかしながら教育に携わりたいとの志を持って学んでいた訳ではないため、いろいろ忘れていましたが、ちあきっずを始めて3歳児についての文献を気にするようになると、かつて学んだ内容が出てくるので、以前は『学費の無駄使いだったのでは…』と思っていましたが、今となっては通わせてくれた両親に感謝です。
自分の子供にもこれからどんな事を学ばせてあげられるか、興味を持ってくれるかは、楽しみであり、大きな課題です。